スワロフスキークリスタルについて
スワロフスキー（SWAROVSKI®）クリスタルとは
スワロフスキークリスタルとは、オーストリアのチロルに本社を持ち、クリスタルジュエリーストーンを製造販売しているスワロフスキー社（SWAROVSKI®）のクリスタルカットガラスです。
１００年以上の歴史と実績を誇るスワロフスキークリスタルはその美しい輝きと精巧なカットにより、「ガラス界のダイアモンド」とも称され、クリスタルブランドの最高峰に位置しています。
当店でサンキャッチャーやストラップに使用している大ぶりなクリスタルは、ストラス（STRASS®）といい、 もともとシャンデリア用につくらたものです。
ヴェルサイユ宮殿やオペラ座、カーネギーホールのシャンデリアにも使われています。
スワロフスキー社のストラスには右のようにガラス内部にマークが刻印されたものがあります。
これはスワロフスキー社の製品であることを証明するマークです。（キズではありません）
製造時期や、大きさ・カラーにより、入っていないものもあります。 （12mm未満のもの、色の濃いものなど）
輝きを放つ理由
クリスタルガラスとは、水晶のように透明で美しいガラスのことを言い、酸化鉛を加え透明度を高くし、光の屈折率を高くしたものです。
美しい輝きに重要な「屈折率」は、クリスタルガラスに含まれる鉛（酸化鉛）の含有率によって異なります。
鉛（酸化鉛）の含有率が多いほど屈折率が高くなり、表面に艶が生まれ、輝きが増していきます。
クリスタルガラスには、鉛（酸化鉛）の含有率によって様々な呼び名があります。 （ここに挙げたものは一例であり、呼び方は国やブランドによって異なります。）
| ガラスの種類 | 鉛（酸化鉛）の含有率 | 屈折率 | 虹のできやすさ（イメージ） | |
| クリスタルガラス | セミクリスタル | 8～12％ | 小 |  |
| フル･クリスタル | 24％以上 | 中 | ||
| フルレッド・クリスタル | 30％以上 | 大 | ||
フランスの有名ガラスメーカー「バカラ」や「ウォーターフォードクリスタル」の製品は、30%以上もの鉛（酸化鉛）を含んでいます。
スワロフスキークリスタルについては、鉛（酸化鉛）を最低でも32%以上も含んでおり、「バカラ」同様に「フルレッド・クリスタル」と呼ばれるものです。
クリスタルガラスの屈折率が大きいほど、光はより大きく分解されされます。
スワロフスキー社の世界最高水準の技術と精密に計算されたカットにより作り出されるクリスタルは、高い透明度と屈折率を持ち、太陽の光を受けて強く輝くとともに、とてもきれいな虹の星を作り出すことができるのです。
クリスタルガラスの注意点
美しい輝きを持つクリスタルガラスですが、衝撃に対する耐性は高くありません。
高いところから落下させたり、何かに激しくぶつけたりなどの強い衝撃を与えると、欠けたり割れたりする事があります。
破損したガラスは怪我の原因となる場合があります。
取り扱いには十分ご注意ください。
